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終活への歩み!エンディングノートには何を書く?迷わない書き方と項目ガイド

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終活 エンディングノート 何を書く?」と迷うあなたへ──心がラクになる一歩を。

「エンディングノートを書いた方がいいのはわかっているけど、いざ向き合うと、手が止まる」
「何を書けばいいのか分からず、最初の1ページさえ開けない」
そんな不安や戸惑いを抱えていませんか?

エンディングノートは、“人生の終わりの準備”だけでなく、“これからの生き方”を見つめ直す大切なツールです。
でも実際には「難しそう」「縁起が悪い」と後回しにされがち。

本記事では、そんなあなたのために、「何を書けばいいか」を明確にする自己問答シートを中心に、


● 書きやすくなる10の質問
● 思考を整理するマインドマップ
● 書けない心理ブロックの解消法

など、ここでしか読めない終活のヒントをお届けします。

読めばきっと、「書けない」ではなく「書いてよかった」に変わるはず。
自分らしい終活の第一歩を、一緒に踏み出してみませんか?




目次

そもそもエンディングノートとは?目的と役割を知ろう

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「終活を始めようと思ったけど、まず何から手をつけていいのかわからない」「エンディングノートって聞いたことあるけど、何を書くの?」
そんな疑問を持つ50代〜70代の方が増えています。

実は、エンディングノートは**「自分の人生の整理」と「家族へのメッセージ」を一冊にまとめたもの**。
あなたの“想い”をカタチにする、終活の第一歩とも言える存在です。

ここでは、まずエンディングノートの「そもそも何のために書くのか?」という基本をしっかり押さえましょう。


終活におけるエンディングノートの位置づけ

終活とは、人生の終わりを意識して、自分の暮らしや財産、思いを整理する活動のこと。
そしてエンディングノートは、その終活を具体的に“見える化”するツールです。

特に以下の3つの目的で活用されるケースが多いです:

  • 自分の意思の整理と記録
     延命治療の希望、財産の有無、ペットの世話など、言葉にしにくい希望も文字にすることで明確になります。
  • 家族や周囲の負担軽減
     万が一の時、家族が「どうすればいいのかわからない」と混乱しないよう、事前に情報をまとめておくことができます。
  • 生き方の再確認と人生設計
     自分の過去を振り返り、今後どう生きたいかを考えるきっかけにもなります。

ポイント:エンディングノートは「死」の準備ではなく、「これからの人生をよりよく生きるための準備」でもあるのです。

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遺言書との違いと役割の使い分け

「遺言書とエンディングノート、どっちが必要?」という質問もよくあります。

この2つは似ているようで、目的も法的効力も大きく異なります

項目エンディングノート遺言書
法的効力なしあり(※書式要件あり)
書く内容気持ち・希望・連絡先・パスワード等自由記述財産分与・相続人指定など法的内容中心
書くタイミングいつでも自由に・何度でも書き直しOK公的効力を持たせるには要件に沿って作成
書き手本人が自由に書ける法的要件を満たす必要がある(公証役場利用なども)

エンディングノートは、**「自分の人生・価値観・想いの共有」を目的とし、遺言書は「財産の法的分配」**が主目的です。

おすすめの使い分け:

  • エンディングノートで感情や暮らしのことを整理
  • 遺言書で法的な財産の行方を確実にする

どちらか一方ではなく、両方を併用することで、より万全な終活が実現できます。

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エンディングノートに書くべき基本の【10項目】

エンディングノートには「何を書くのか分からない」という声が多く聞かれます。特に初めて終活に取り組む方にとっては、白紙のノートを前に手が止まってしまうこともあるでしょう。

そこでここでは、エンディングノートに最低限書いておきたい「基本の10項目」を紹介します。実際に書く内容をイメージできるよう、具体例を交えながら解説していきます。

1. 自分のプロフィール・連絡先情報

まずは、自分に関する基本情報を書きましょう。これは身元確認や連絡時に役立つ重要な項目です。

【記載項目例】

  • 氏名(ふりがな)
  • 生年月日・血液型
  • 現住所・電話番号・メールアドレス
  • 家族構成(配偶者・子ども・兄弟など)
  • 勤務先や職業歴
  • 交友関係(親しい友人・恩師など)

✅ ポイント

→ 緊急時に連絡してほしい人や、親しい人の名前・連絡先も一緒に記載しておくとスムーズです。


2. 医療・介護の希望(延命治療、臓器提供など)

病気や事故で判断能力を失った場合のために、医療や介護に関する意思を書いておくことが大切です。

【記載項目例】

  • 延命治療を希望するかどうか
  • 終末期の治療方針(例:痛みを抑えることを優先したい)
  • 臓器提供の意思
  • 入院や施設利用に関する希望
  • 介護してほしい人や施設の希望

✅ ポイント

→ 事前に家族と話し合っておくと、意思の共有ができ、迷いを減らすことができます。


3. 葬儀やお墓についての希望

葬儀の形式や費用、遺影に使いたい写真なども、残された家族にとって重要な情報です。

【記載項目例】

  • 葬儀の形式(例:家族葬・一般葬・無宗教など)
  • 遺影に使いたい写真の保管場所
  • 香典・供花・会葬返礼の有無
  • 墓地・納骨堂の場所と希望
  • 遺骨の扱い(例:散骨・自然葬など)

✅ ポイント

→ 自分の考えを書いておくことで、遺族が迷わずに準備できます。

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4. 相続や財産(口座・不動産・保険など)

財産に関する情報は、相続の際に必要不可欠です。エンディングノートでは「どこに何があるか」を整理することが目的です。

【記載項目例】

  • 銀行口座(銀行名・支店名・名義)
  • 保有している保険の種類と保険会社
  • 不動産の所在地と種類
  • 借金やローンの有無
  • 株式・投資信託などの資産

✅ ポイント

→ 詳細な金額や配分は遺言書に書くのがベスト。エンディングノートでは「把握できる一覧表」を目指しましょう。


5. ペットや所有物の引き継ぎ

近年は「ペットのためにエンディングノートを書く」という方も増えています。大切な家族の一員であるペットについても記録を残しておきましょう。

【記載項目例】

  • ペットの名前・種類・性格・持病など
  • 飼育に必要なもの(餌・薬・グッズの場所)
  • 動物病院の情報
  • 引き取りをお願いしたい人
  • ペットに対する思い

✅ ポイント

→ ペットを守るためにも「誰にお願いしたいか」を明記しておくことが重要です。





6. 重要書類や契約情報の保管場所

万が一のときに備え、各種契約書や証書類の所在を記載しておくと、家族が手続きをスムーズに進められます。

【記載項目例】

  • 保険証券の保管場所(生命保険・火災保険など)
  • 不動産登記簿、権利証
  • 年金手帳、マイナンバーカード
  • クレジットカード契約・暗証番号の管理場所
  • 各種ローンや借入契約書
  • 重要な印鑑の保管場所(実印・銀行印など)

✅ ポイント

→ 具体的な場所(例:リビングの書類棚、金庫の中など)を明記しておくと、探し回る手間が省けます。


7. デジタル遺品(SNS、クラウド、メールなど)

現代ではスマートフォンやパソコンに多くの情報が蓄積されています。デジタル関連の遺品は、放置すると情報漏洩やアカウントの悪用リスクもあります。

【記載項目例】

  • 利用中のSNSアカウント(Facebook、X(旧Twitter)、Instagramなど)
  • メールアドレスとパスワード
  • クラウドストレージのサービス名(Google Drive、iCloudなど)
  • ネットバンキングや証券口座の情報
  • サブスクリプション(Netflix、Amazon Primeなど)の解約のお願い

✅ ポイント

→ パスワードは別紙やパスワード管理アプリで安全に管理し、「誰にどう伝えるか」も含めて記載しておきましょう。


8. 家族・知人へのメッセージ

言葉では伝えきれなかった想いを文字に残すことは、大きな意味があります。あなたの言葉は、遺された人々にとって宝物になります。

【記載項目例】

  • 家族一人ひとりへの感謝や思い出
  • お世話になった友人・恩人への手紙
  • 看取ってくれる人へのねぎらいの言葉
  • 亡くなった後の家族への願い(「仲良く過ごしてほしい」など)

✅ ポイント

→ 手書きの手紙にするのもおすすめ。感情のこもった文章は、読み手の心を温かく包み込みます。


9. 趣味・交友関係・人生の振り返り

自分がどんな人生を歩んできたか、どんな人と出会って何を大切にしてきたか。人生の棚卸しは、自分自身の気持ちを整理するのにも役立ちます。

【記載項目例】

  • 今までに打ち込んできた趣味や活動
  • 親しい友人やグループ、思い出の出来事
  • 仕事や家庭で大切にしてきた価値観
  • 人生で嬉しかったこと、辛かったこと
  • 自分の生き方についての振り返り

✅ ポイント

→ 書くことで自分を肯定し、未来を前向きに迎える心の準備にもなります。


10. これからやりたいこと(バケットリスト)

「やり残したことを書いても意味がない」と思われるかもしれませんが、実はバケットリスト(死ぬまでにやりたいこと)を記録することは、希望をもって生きるための大切な一歩です。

【記載項目例】

  • 行ってみたい場所(旅行先やパワースポットなど)
  • やってみたいこと(料理教室、楽器演奏など)
  • 会いたい人や再会したい人
  • 家族と過ごしたい時間の使い方
  • 学びたいこと・伝えたいこと

✅ ポイント

→ バケットリストは未来への道しるべ。「終わり」ではなく「これから」を描くことが、終活の新しい価値になります。

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【無料テンプレートPDFダウンロードはこちら】➤endingnotes.pdf


📌《エンディングノート記入チェックリスト

項目書いたか?メモ
プロフィール氏名、生年月日、住所、本籍など
医療の希望延命治療の有無、臓器提供、介護方針など
財産・相続銀行口座、不動産、保険、負債など
葬儀・お墓の希望葬儀の形式、希望するお墓、宗教など
ペット・持ち物の引き継ぎペットの世話、思い出の品、処分方法など
重要書類の保管場所通帳、保険証券、契約書などの場所
デジタル遺品SNS、メール、クラウドの管理
家族・知人へのメッセージ感謝の言葉、伝えたいこと
人生の振り返り思い出、印象的な出来事など
バケットリストこれからやりたいこと、夢

  ライフプラン&マネープラン
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エンディングノートの書き方のコツと続け方

終活の第一歩として注目されるエンディングノート。しかし、いざ書こうとすると「どこから?」「どう続ければ?」と迷う方も多いのではないでしょうか。ここでは、書きやすく、長く続けられる方法を紹介します。

手書き vs デジタル、どちらがいい?

エンディングノートは手書きでもデジタルでも問題ありません。大切なのは「自分が書きやすく」「家族が読みやすい」形式を選ぶことです。

【手書きのメリット】

  • 書きながら自分の気持ちと向き合える
  • 自筆の文字に温かみがあり、家族の心に響きやすい
  • 電子機器に不慣れな高齢者でも取り組みやすい

【手書きのデメリット】

  • 修正や更新がやや面倒
  • 保管方法に注意が必要(紛失・劣化など)

【デジタルのメリット】

  • 修正・更新が簡単で、記録もきれいに残せる
  • クラウド保存で家族と共有しやすい
  • スマホやパソコンが得意な人にとっては手軽

【デジタルのデメリット】

  • 機器が使えない人にはハードルが高い
  • パスワード管理が必要

ポイント:
迷ったら、まずは手書きで下書きし、内容がまとまったらデジタル化する方法もおすすめです。どちらか一方にこだわらず、自分に合った形を探してみましょう。

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市販テンプレート、無料PDF、アプリの活用術

「ゼロから書くのは大変…」という方には、既成のテンプレートやアプリを活用するのがおすすめです。

【市販テンプレート】

書店や文具店には、エンディングノートの専用冊子が豊富に並んでいます。イラスト付きでわかりやすく、項目も網羅されているので初心者向けです。

【無料PDFテンプレート】

インターネット上には、自治体・保険会社・NPO団体などが無料提供するPDFテンプレートも多数あります。ダウンロードして印刷するだけで始められ、コストもかかりません。

代表的なPDF配布元:

  • 自治体の終活支援ページ
  • 葬儀社のサイト
  • 終活関連の情報サイト

【スマホ・PCアプリ】

「終活ノート」「マイエンディング」などの無料・有料アプリも充実。入力欄に沿って記入するだけで自動保存され、外出先でも作業できます。

ポイント:
テンプレートやアプリは「記入の流れをナビしてくれるガイド」のような存在。まずは複数を試し、自分にとって使いやすいツールを選びましょう。


書き方が分からないときのサポート先(行政・社協・葬儀社など)

「やる気はあるけど、何をどう書けば…」と立ち止まってしまったときは、ひとりで抱え込まず、専門機関に相談するのが賢明です。

【行政(市区町村)】

多くの自治体では「終活セミナー」「エンディングノート講座」を開催しており、実際に書き方を教えてくれる場があります。無料で相談できる窓口がある場合も。

【社会福祉協議会(社協)】

地域に根ざした支援を行う社協も、終活支援やエンディングノート作成の相談を受け付けています。高齢者福祉と連携して、家族や医療関係者との橋渡しも可能です。

【葬儀社・終活カウンセラー】

近年では、多くの葬儀社が「終活カウンセラー」資格者を配置しており、エンディングノートの書き方に関する個別相談も受けられます。将来の備えについてプロの視点でアドバイスがもらえるのは心強いですね。

ポイント:
「ちょっと聞いてみたい」だけでも大歓迎。最初の一歩は、誰かと話すことから始めても良いのです。




家族との共有が大切!書いた後にすべき3つのこと

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エンディングノートは「書いて終わり」ではありません。大切なのは、その内容を家族や信頼できる人とどう共有するかです。ここでは、ノートを最大限に活かすために、書いた後に行うべき3つのステップをご紹介します。

保管場所を明確にし、信頼できる人に伝える

エンディングノートは、必要なときに家族が見つけられなければ意味がありません。まずは保管場所を明確にし、信頼できる家族や知人に伝えることが大切です。

✅ おすすめの保管場所:

  • 書類棚の一番上の引き出し
  • 金庫(鍵のありかも伝える)
  • 通帳や保険証券と一緒に保管

また、最近ではクラウド保存やUSB保管をする人も増えていますが、アクセス方法やパスワードを伝えていないと、開けずに終わることも。アナログでもデジタルでも、「どこに、何があるのか」をきちんと記録し、誰が見られるかを考えておきましょう。

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家族と話し合うタイミングと伝え方

「こんなこと話して重いと思われたらどうしよう…」と悩む方は少なくありません。ですが、“今”が最も話しやすいタイミングかもしれません。

🔸 話しやすいタイミングの例:

  • 誕生日や節目のイベント
  • 入院や手術の前
  • 家族で集まる年末年始やお盆

あくまで“エンディング”ではなく、“これからの人生を前向きにするため”という視点で伝えれば、ネガティブに受け取られることは少ないでしょう。

🗣 伝え方のコツ:

  • 「もしもの時に困らせたくないから」と目的を明確にする
  • 「心配させたくないから少しだけ共有させてね」と前置きする
  • 「家族が大切だからこそ書いた」と感情を添える

家族があなたの気持ちを尊重しやすいように、柔らかいトーンで伝えることがポイントです。


気持ちを伝える手紙のすすめ(感謝・謝罪・愛情)

エンディングノートには、形式的な情報だけでなく、あなたの“想い”も書き残しておくことをおすすめします。

家族に向けた感謝や謝罪、愛情の気持ちは、普段の生活ではなかなか口にできないもの。しかし、あなたがいなくなった後、何より心の支えになるのは“言葉”です。

✉ 書き方のヒント:

  • 「お父さんへ、今までありがとう」
  • 「長男として家族を支えてくれて本当に頼もしかった」
  • 「反抗してばかりだったけれど、心の中ではいつも感謝してたよ」

こうした手紙やメッセージは、直接渡す必要はありません。ノートの最後のページや、封筒に入れて挟んでおくだけでも十分です。

💡 ポイント:

  • 長文でなくてもOK。「一言」でも温かみは伝わります。
  • 時間があるときに、日記感覚で書いても◎
  • 感情を素直に表現するのが一番のプレゼント

※私から家族への手紙

テンプレート①:家族全体へ向けた感謝の手紙

親愛なる家族へ

この手紙を読んでくれてありがとう。
急なことで驚かせてしまったかもしれませんが、元気なうちに伝えたいことを少しだけ書き残させてください。

これまでの人生、喜びも苦しみもたくさんありましたが、振り返ってみると、家族がそばにいてくれたことが何よりの支えでした。

うまく言葉にできないことも多く、素直に感謝を伝える機会も少なかったけれど、私は皆のことを本当に大切に思っています。

これからの人生、何が起きても、心が通い合う関係を大切にしてほしいと願っています。
そして、私の意思や希望が少しでも皆の助けになれば、それ以上にうれしいことはありません。

本当にありがとう。
どうか、健康で幸せな日々を過ごしてください。

あなたを愛しています。

○○より
(例:2025年5月24日)

テンプレート②:特定の家族(子ども、配偶者)に向けた手紙

○○へ

いつもそばにいてくれてありがとう。
恥ずかしくて言えなかったけれど、あなたにはたくさん助けられてきました。

小さな頃のあなたの笑顔も、大人になった今のしっかりした姿も、すべて私の宝物です。

私がいなくなった後も、どうか前を向いて生きてください。
困ったときは、家族や信頼できる人に頼ることを忘れないでね。

人生に正解はありません。あなたが選んだ道を、私はいつでも応援しています。
本当にありがとう。
心から、あなたの幸せを願っています。

愛を込めて
○○より
(例:2025年5月24日)


【ここでしか読めない】後悔しないエンディングノートを書くための「自己問答シート」

「終活を始めたいけど、エンディングノートに何を書けばいいかわからない」──そんな方にこそおすすめしたいのが、自分と向き合いながら書くための「自己問答シート」です。
これは単なるチェックリストではなく、人生の棚卸しをしながら“あなたらしい終活”を進めるための大切なツールです。

以下では、心の声を引き出す質問や、過去・現在・未来を整理するマインドマップ法、「書けない」心理ブロックを乗り越えるコツをご紹介します。


自分自身と向き合うための10の質問

エンディングノートに何を書くか悩んでしまうのは、自分の気持ちが整理できていないことが多いからです。
まずは、以下の10の質問をノートに書き出して、自分と対話してみてください。

  1. 今、最も大切にしている価値観は何ですか?
  2. 人生で一番誇らしかった瞬間は?
  3. 悔いが残っていることはありますか?
  4. 家族や友人に感謝していることは?
  5. 自分のルーツや家族の歴史について伝えたいことは?
  6. 終末期にどんな医療・ケアを望みますか?
  7. お葬式やお墓について、どんな希望がありますか?
  8. 誰に何を遺したいですか?(財産・思い出など)
  9. 大切にしているモノやペットについて、引き継いでほしい人は?
  10. 最後に伝えたい言葉は何ですか?

この問いかけを通じて、「自分らしい生き方」と「望む最期」の輪郭が少しずつ見えてくるはずです。

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過去・現在・未来を整理するマインドマップ

質問に答える中で、思考がバラバラに感じる場合は、「マインドマップ」を活用しましょう。これは、中心に「自分」を置き、そこから過去・現在・未来へ枝分かれさせて思いやエピソードを書き込む方法です。

▷ 過去(過去の自分)

  • 生まれた場所・家族構成
  • 学校生活・思い出
  • 仕事や人間関係のターニングポイント
  • 辛かったこと・乗り越えたこと

▷ 現在(今の自分)

  • 健康状態
  • 家族との関係
  • 大切にしている日常
  • 社会との関わり

▷ 未来(これからの希望)

  • 最後まで自宅で暮らしたい
  • 延命治療をどうするか
  • 感謝を伝えたい相手
  • 人生最後に叶えたい夢

マインドマップは視覚的に自分の想いを“見える化”できるため、漠然とした不安や迷いが整理され、書くべきことがはっきりしてきます。


「書けない」心のブロックを解くヒント

エンディングノートを書こうとして、手が止まってしまう人も多いです。理由はさまざまですが、多くの場合は次のような心のブロックが働いています。

● 「死」への恐れや抵抗

→ 誰しも死を直視するのは怖いもの。でも、“今をより良く生きるための準備”と捉えることで、前向きに書けるようになります。

● 完璧に書こうとしすぎる

→ エンディングノートは“正式な遺言書”ではありません。誤字や脱字があっても構いません。思いついたことから書き始めてOKです。

● 誰かに見られることへの不安

→ 書く段階では「誰にも見せなくていい」と割り切ると、気持ちがラクになります。見せるのは完成したときで大丈夫。

● 書くタイミングがない

→ 日記のように「毎週日曜の朝10分だけ」など、ルール化するのもおすすめ。習慣にしてしまえば継続しやすくなります。

まとめ

エンディングノートは「あなたらしさ」を未来へつなぐ大切な一冊

エンディングノートに何を書くか迷う方は多いですが、大切なのは「完璧に書くこと」ではなく、「自分の気持ちに向き合うこと」。未来の自分と家族のために、少しずつでも書き始めることが第一歩です。

本記事では、次のようなポイントを中心にお伝えしました。


✅ エンディングノートに書くべき基本の10項目

  • 自分のプロフィール、連絡先
  • 医療・介護の希望(延命、臓器提供など)
  • 葬儀やお墓の希望
  • 財産・相続(口座、不動産、保険など)
  • ペットや所有物の引き継ぎ
  • 重要書類の保管場所
  • デジタル遺品(SNS、メールなど)
  • 家族・知人へのメッセージ
  • 趣味や交友関係の記録
  • これからやりたいこと(バケットリスト)

✅ 書き方・続け方の工夫

  • 手書きでもデジタルでもOK、自分に合う方法で
  • 無料テンプレートやアプリを活用しよう
  • 書けないときは、支援機関や家族に相談を

✅ 書いた後にすべき3つのこと

  • 保管場所を明確にし、家族へ伝える
  • タイミングを見て家族と共有する
  • 手紙で「感謝・謝罪・愛情」を素直に伝える

✅ 自己問答シートで気持ちを整理する

  • 10の質問で「自分らしさ」を引き出す
  • 過去・現在・未来をマインドマップで可視化
  • 書けないときは無理せず、日記のように少しずつ

最後に

エンディングノートは「人生の終わり」を準備するものではなく、「これからをよりよく生きるため」のツールです。


未来の自分と、大切な人のために。今日から少しずつ、始めてみませんか?




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