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近年、電話やスマートフォン、LINEなどのアプリを悪用した詐欺事件が全国で多発しています。特に高齢者を狙った「振り込め詐欺」や、若者を標的としたグループチャットを使ったSNS詐欺、さらに公的機関の職員(警察官・弁護士・検事・銀行員など)を装う手口など、その手法も年々巧妙化してきていてシチュエーションも多岐にわたります。
本記事では、被害を防ぐための対策を高齢者・子ども・学生向けにわかりやすく解説し、さらにAI技術を活用した最新の詐欺防止方法も紹介しますので、どうか最後までじっくりお読みください。
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高齢者向け対策
家族と地域で守る詐欺防止の第一歩!!
特殊詐欺の多くは高齢者をターゲットにしています。自宅の電話を通じて接触してくるケースが多いため、特に家族の出かけている時間帯や一人暮らしの高齢者世帯が被害にあっています。
そうした被害を未然に防ぐには以下のような対策がとても有効です。
留守番電話の活用
知らない番号からの電話に出ることを避けるための工夫として、留守番電話の設定にしておいたり、ナンバーディスプレイ付きの電話に交換したりなど事前に相手の確かめ、一時の時間稼ぎをすることで心に余裕ができ、犯罪か否かを見極め被害を未然に防ぐことができます。
合言葉を設定
「特殊詐欺」に対応するため、家族だけが知る合言葉を決めておくと本人確認の助けになります。
詐欺対策機能付き電話機の導入
迷惑電話を自動で検知・拒否してくれる電話機の導入も効果的です。警視庁なども推奨しています。
地域の見守りネットワーク
自治体の防犯活動やご近所同士の見守り・定期的に、回覧板や掲示板で情報提供などのコミュニケーションを活用することで、詐欺を未然に防げる可能性が高まります。
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子ども・学生向け啓発

若者の間では、SNSやゲームアプリを利用した詐欺が横行しています。特に「ギフトカード詐欺」や「アカウント乗っ取り詐欺」が急増中です。
個人情報の管理徹底
SNSでの個人情報の公開設定を制限し、見知らぬ人との接触を避けるようにしましょう。
また、アカウント乗っ取りを防ぐため、複雑なパスワードと二段階認証の併用などセキュリティの強化が望ましい対策となります。
リンクや添付ファイルには要注意
不審なリンクや添付ファイルはクリックしない習慣を常に心がけましょう。少しでも違和感を覚えたら、まずは避ける勇気・自制心を持つことが大切です。
● 学校や保護者との連携 情報モラル教育や講習会に積極的に参加し、様々な事例を自分事に置き換えて、自分を守る意識と知識を日頃から養いましょう。
そして、そこで身につけ学んだことをベースとして、親子で様々な防犯ポイントを一緒に確認・チェックする機会も常日ごろから設けておきたいものです。。
※正しい情報を知って理解し、それを的確に判断できる能力の育成に繋げることが、特殊詐欺事案から身を守る最大の武器となります。
AI技術で詐欺を検知する時代へ
近年注目されているのがAI(人工知能)を活用した詐欺防止システムです。以下のような技術が実用化されています。
AI搭載の迷惑電話対策アプリ
最近では、AIが不審な番号や音声パターンを分析し、着信時に警告する機器も登場しています。そして、実際に多くの迷惑電話をシャットアウトするのに役立っています。
銀行の不審取引検知システム
金融機関ではAIによって不自然な送金や高額な振込操作をリアルタイムで監視し、事前にブロックする事例が増えています。
通話内容の自動分析システム
音声をAIがリアルタイムで解析し、詐欺の可能性がある場合に警告を出す技術を搭載した機器も出回っていて、介護施設・一人暮らしの高齢者家庭などでの導入補助も検討されています。
【会話事例】こんな電話に注意!詐欺を見破る会話シミュレーション

警察官を名乗る事案
「〇〇警察の△△です。あなたの口座が事件に使われているため、資金を一時的に移してください。」
↓
本物の警察が電話で口座移動を指示することは絶対にありません!
検事や弁護士を装うパターン
「あなたの家族が事件・事故に関与し、示談金が必要です。」
↓
公的機関が電話で金銭を要求することはありません。まずは一度電話を切り、必ず、正規(公的機関)の連絡先に確認しましょう。
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家族で共有したい「防犯ルール3カ条」
詐欺被害を防ぐためには、家庭内でのルールづくりが鍵になります。
- 事件・事故で「お金の話」が出てきたら、直接本人に確認すこと。
- 家族内で合言葉を決め、躊躇せず、急な連絡でも本人確認を徹底すること。
- 少しでも違和感を覚えたら、電話を切って、家族グループLINE等ですぐ情報を共有する。
まとめ
※詐欺の被害者にならないためには、「知識」と「冷静さ」、そして「情報の共有」が大切です。
※特殊詐欺は、心理的に動揺させ、考える余地を与えない巧妙に仕組まれた流れで金銭を奪い取っていく犯罪です。
そのような状況の中で、家族に迷惑や心配をかけるなどど躊躇せず、まずは本人に確認が一番で、連絡が取れない場合でも一人で判断・行動するとは避け、下記の公的な相談窓口に連絡することで不安な状態を一刻でも解消でき、被害を未然に防ぐ手立てとなります。
【関連リンク】 を以下に示しておきましたので、より詳しい情報をお知りになりたい方は、どうぞご利用ください。
・消費者庁|悪質商法に関する注意情報
・警察庁|特殊詐欺にご注意を
・法テラス|無料法律相談
・【NTT西日本】NTT西日本が特殊詐欺対策をサポート
安心して暮らせる社会のために、今できることを一緒に始めましょう!
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